「理屈」の価値
ファストリ、無人レジで精算瞬時に 全品にICタグ
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ04H2F_U5A500C1MM8000/
自動レジの波がそろそろ来てる。
考えてみれば、ガソリンスタンドもセルフになってるし、
イオンの一部店舗でもセルフレジはある。
ユニクロでもなんらかの形で、
人件費が切られることは間違いないだろう。
経営者からすれば、
「レジを打ったり、バーコードリーダーを動かしている時間には、
人件費を払わない」ということだ。
...
世の中、なんでもかんでも「理屈」や「科学技術」
で解決するようになってきた。
「理屈」の価値が、社会の中で徐々に上がってきているのを感じる。
その分、体を動かすことの価値が下がっているのだ。
昔なら、理屈をこね回す奴というのは、小物の代名詞だった。
今はもうそんな時代はではない。
「こんな技術をつかって、」
「こんなシステムにして、」
「こんなルールにして、」
「こんな活用をして、」
と「理屈」を立て、仕組みを作って実行できる人間には、
多くの富が与えられる。
(自分で実行できなくても、
いい理屈なら高値で買ってくれる人がいるのだ)
一方、
「黙々と、」
「一生懸命に、」
手を動かし、レジ打っている人間には、
最低賃金に近いお金しか与えられないのだ。
善悪は別として、社会はそういう方向に動いている。
理屈を制する者は、世界を制す社会になりつつある。