RPGツクール2000への思い
何気なくスマホでニュースを見ていると、ここに行き着きました。
RPGツクール2000(以下、ツクール2000と記載)、サポート終了なんですね...
記事を見た瞬間、1つの時代の終わりを感じました。
ツクールXPとかツクールVXについては特に知らないのですが、
ツクール2000については、私なりの思い出や、長年考えていたことがありますので、これを期に自分語りエントリとして書いていきたいと思います。
私は以前から、ツクール2000は本当に素晴らしい開発環境だと思っていました。
サポート終了は大変残念ですが、発売からもう20年とのことですので、驚くべきことではありません。
どんなソフトであっても、様々な事情によりサポート終了や公開終了ということは十分にあり得ますので。
※公式に書かれていますが、販売終了ではありません。販売は継続されます。
ツクール2000の思い出~現在まで
私が最初にツクール2000を知ったのは2002年ごろ、私が20歳のときだったかと記憶しています。
当時、麻原の野望という不謹慎ゲームを知り、不謹慎ネタを楽しみながらプレイしていました。
個人制作でここまで作り込めるのが純粋にすごいなと思いました。
その後、これは自分でもゲームを作れそうだなと思い、友人と協力してバカゲーを制作して、仲間内でプレイしてゲラゲラ笑っていた記憶があります。いい思い出です。
その後ドラクエ4のパロディゲーであるモナクエ4もプレイしました。当時私は2chにハマっていましたので、ドラクエ+2chネタという切り口で楽しく遊べました。
ツクール2000によって、ゲームを遊ぶのも作るのも楽しんだわけです。当時はWindows XPの時代でしたね。
まさに自分の青春時代の1ページとして、心に残っている開発環境です。
そして時は過ぎ、去年からまたツクール2000を思い出し、懐かしいなあ~と思いながら麻原の野望、モナクエ4、メタルギコソリッド、タシロギアソリッドをクリアしました。
ふー やっとひろゆこ倒した
— hogefuga (@hogefuga123) 2020年9月20日
ラスボスより強い pic.twitter.com/38qdWaBuph
メタルギコソリッドやってみるわ pic.twitter.com/v96rXFBmmc
— hogefuga (@hogefuga123) 2021年1月30日
タシロギアソリッドには志村けんが出てくるのですが、なんとも言えない気分になりましたね。
そして最近になって、冒頭のサポート終了のニュースを見たわけです。
次に長年の感謝の思いを込めて、ツクール2000の素晴らしさを語ってみたいと思います。
ツクール2000、ツクールシリーズは何が素晴らしいのか
ゲーム開発としての目線
手軽にゲームを作れる=開発ハードルが低い
- 複雑なプログラミングを学ばなくてもゲームのロジックが書ける
- キャラクターのグラフィックや音楽、効果音はある程度用意されているので、自分が自作したいものだけ自作すれば良い
- その結果、セリフやストーリー作りに集中できる
ツクールの制作ノウハウが積み上がり、有志のサイトによって公開されている
- ツクール発売から今までの長い歴史によってもたらされた利点だと思います。逆に新しい開発環境であればあるほど、こういった先人のノウハウの蓄積はありませんよね。
- 例: YADOTさん http://yado.tk/2k/01_shoshin/001_adobaisu/
- 後述しますが、既に公開されているゲームのロジックを解析して勉強することもできます。
ゲームプレイとしての目線
かなり作り込まれたゲームがたくさんあり、無料公開されている
- 20年の歴史の中で、面白いゲームは名前が残っていきますので、定番の、そこそこハズレがないゲームがすぐ見つかります。
- 基本的に個人が制作したゲームなので、その制作者の味があって面白いと思います。インディーズの良さですね。
面白いと思ったゲームがあれば、ツクールを購入すればゲームロジックを全て見ることができる
- ここは大事です。多くの商用ゲームであれば、ゲームロジックが公開されていることはまずありませんし、解析しようと思ってもハードルが高いです。ツクールであれば、面白いロジックをどのように実現しているのか、根気よく解析すれば分かるというのは素晴らしいです。つまり、面白さのタネ明かしも含めて公開されているわけです。
- 結果、自分もゲームを作ってみよう、という思いにつながっていきやすいので、良いと思います。
- 攻略できない所とか、隠しアイテムが見つからない等があっても、最悪、中身を解析すればわかる、という安心感があります。
- こうやって解析していく行為も、また1つの楽しみかなと。
そして購入へ
今日、ツクール2000を3080円で買いました。
思い返せば、学生時代にバカゲーを作ったときも、モナクエ4などのロジックを解析したときも、ツクール2000の体験版(インストール後30日間だけ使用可能)で済ませており、購入はしていませんでした。
しかし、
これだけ楽しませてもらったのであれば、サポート終了のニュースを見た今、感謝の気持ちを込めて買わなければならないと思いました。
永久にツクール2000が公開されるわけではありませんしね。
思い出に残る買い物が出来て良かったです。一区切りついた気分です。
では最後に。
RPGツクール2000の開発に関わった方々、サポートに携わった方々、大変感謝します。
本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
これからもツクール2000で楽しく遊び、生きて行きたいと思います。
ではまた。