VPSやクラウドでいろいろ遊ぼうのblog

地方でIT屋やってます。IT全般を勉強しつつ、いろいろ遊んでみます。 情報セキュリティスペシャリスト。twitterは @hogefuga123

3か月間、チャットで仕事をしてみて感じたこと

転職しました。仕事でチャットを使うようになりました。そのレビューです。


まず結論を言います。

仕事においては、チャットよりメールの方が圧倒的にマシです。

(あくまでビジネスチャットにおいてですよ。趣味やプライベートは除きます。
あとはDELLのチャットサポートとか、用途が明確なものは除きます。)


理由を挙げていきます。

1.往復回数が無駄に増える

チャットはどうしても短文のやりとりになるので、

短文になる -> 文章の情報量が減る -> 文章が抽象的で言葉足らずになる

のコンボになります。
これは仕事(特に、お互いがもつ前提を共有していない段階)では致命的です。

そして結果的に、発言の往復回数が無駄に増えます。

一方メールでは、

そもそも電子メールというのは、手紙のやりとりを電子化したものだというイメージがあるので、

「ある程度の情報量をもった文章を組み立てて、
要件を明確に伝え、なるべく少ない往復数で話を完結させよう」というモチベーションが働きます。
電子メールは手紙の延長線上だからです。
それによって、「文章が抽象的で言葉足らずになる」ことを、誰もが無意識のうちに防いでいるわけです。
文章を組み立てていく中で、考慮不足や確認不足に気づくことも多々あります。

しかし、チャットでは「きちんと文章を組み立てよう」などというモチベーションは確実に低下します。
単なる発言の繰り返しなので、「話していくうちにわかるだろう」という無意識の甘えが生じます。


もちろん、明快な文章を書く人はメールでもチャットでもそうしますし、そうでない人はそうでないです。
しかしあくまで、不特定多数の人がやりとりしたときに、
チャットの方が言葉足らずになる確率が高
いと思います。


社外の人とのビジネスチャットの具体例を上げますと、

X社の人「Aになりましたか?Bですか?」
Y社の人「何の件でしょうか?」

こんなやりとりが多いです。(私が見ているチャットだけかもしれませんが)

もちろんメールでこういう文章を書く人もいますが、
全体の中では少数派でしょう。
仕事のメールではまず、冒頭の挨拶「お疲れ様です。」とか「お世話になっております。」
から始まることが多いので、上のXさんのようなぶっきらぼうな短文は、
そもそも馴染まないからです。

チャットだと、「自分が何か書けば、相手はなにか返してくれるだろう」という甘えが発生し、
結果的に意味不明な文章が増えます。


異なる会社同士で、用語の定義や仕事の前提を共有していない場合にチャットをすると、
結局、「どういうことですか?」「何の件ですか?」という聞き返し
(コミュニケーションコスト)が延々増え、仕事を進める時間が相対的に減ります。


2.添付ファイルが面倒

メールだと、メッセージを受信した瞬間に、添付ファイルは自分のローカルに
来るわけです。重要なものは別フォルダに送ることも簡単です。
さらに、自分に関係ない添付ファイルが付いたメールを消すことも簡単ですよね。


しかしチャットだと、○○仕様書_20170401.xlsがアップロードされるたびに、こちらがいちいちダウンロードをしないといけません。

いちいちダウンロードするのが面倒だからと、添付ファイルを数日間放置していれば、
どんどんタイムラインは流れていきます。
自分に関係ない添付ファイルも、どんどんアップされていきます。


結局、いちいち添付ファイル一覧を出して、自分が欲しいファイルを目視で見つけるか、
添付ファイル名で検索をしないと、ファイルがどこにあるかわかりません。

チャット画面をいじくる時間ばかりが増え、仕事が止まります。

3.記憶に残らない

メールだと、1つのメールに「件名」という付加情報があり、そこに往復のやりとりが
残っている形なので、記憶に残りやすいです。
さらに受信メールを「フォルダで分ける」という能動的なマウス動作が伴うので、
やはり人間の記憶に定着します。

チャットだと、単なる発言の羅列なので、
付加情報もなければ、能動的な分類操作をすることもありません。

そもそも「あとで検索したらいいだろう」という甘えがあるので、
覚えようともしないのです。

結局、「あの件ってどうなったっけ?」と思い返し、検索をする時間が延々増えます。
しかも、前後の文脈をまた読み返さないとなりません。

(当然そこには、「同じプロジェクトではあるが、自分の業務とは関係ない発言」も飛び交っています。
そこから情報をいちいち選り分けないといけません。)


一度書いたことを「覚えていないから」と延々読み直しているのですから、
これもやはり無駄なコストの増大ですよね。

4.結論

チャットは仕事に合わない。

ではまた。