VPSやクラウドでいろいろ遊ぼうのblog

地方でITやってます。IT全般を勉強しつつ、いろいろ遊んでみます。 情報セキュリティスペシャリスト。twitterは @hogefuga123

自社サービス開発失敗あるある

主にWebサービス開発で、自分が経験したり、実際に見たり、ネット上で見たりした失敗プロジェクト(ざっと10個くらい)についてのまとめ。自分なりのアンチパターンまとめ。

失敗とはなにか

  • 法人の業務としてやっていて、
  • 売上がゼロまたは、ゼロに近い状態が何年も続いているプロジェクト
  • 何年も放置プロジェクトになっている
  • 趣味とか個人事業レベルでやっていることは除く。

失敗の原因

そもそも、そのサービスが使われる業界に対して素人である

  • そのサービスが使われる対象の業界の、パートナー企業からの仕様要望を鵜呑みにする。
    • 十分なヒアリングを行っていない。
    • でもその仕様は、パートナー企業の独自業務や、社内事情による仕様だったりする。はたまた、担当者の個人的な要望だったりする。
    • そもそも対象業界に対して素人なので、その仕様が良いのかどうかわからない。プログラムでどう実現するかしか考えない
    • 結果的に、多くの会社で使われる仕様にならない
  • 自社サービスをパートナー企業とコラボして作るはずだったのに、いつの間にか受託になっている

MVP(Minimum Viable Product)の考え方がない

  • あんな機能があったらいいな、こんな機能があったらいいなと、仕様が無限に広がってしまう。
  • その無限を受けとめられるだけのリソースはどこにもない
  • 細かいバグ修正をやったり、見栄えを完璧にすることに時間をかける
    • まだ誰も知らないプロダクトなのに...

宣伝をしていない、広告費をかけようとしない

  • Webに公開した時点で宣伝だと思っている(が、当然誰も見てない)
  • 延々時間をかけてプログラミングすれば良いものができて、良いものを作れば、口コミで広がると思っている。

プログラミングが好き、技術が好き

  • 仕事というよりも社長の趣味になっている。
  • 好きだからといって、いくらでも時間をかけて開発する。自分の好きなものを作っているだけ。
  • じゃあ最初から趣味ですと言え。

自分の「このアイデア」にすごい価値があると思っている

  • イデアだけで飯が食えてる人などそうそういない
  • イデアよりも資金力の方が大事。