簿記2級を勉強して受験して感じたこと その3
簿記2級、不合格でした。残念です。
今後再受験しようか迷ったのですが、やっぱり断念しようと思います。
理由は以下です。
- このまま続けても、簿記の理解というよりも試験対策になってしまうため。
- そこに時間を使いたくないし、今まで理解したことを生かしていくことの方が大事と考えるため。
- 合格ラインである7割は取れなかったが、6割程度は取れている(手も足も出なかったわけではない)ため。
- 前のエントリで書いたような、試験の方向性(面倒な計算をスピード重視で解かせる)には疑問を持っているため。
- あと問題の出し方も、重箱の隅をつついている感がどうしてもある。
- 昔から比べると難化している傾向なので、試験対策を重ねても、それを超える難易度を出されると受かる自信がないため。
あまり否定的なことばかり書いていても良くないので、ポジティブなネタを。
簿記をやってみて、会計的な考え方の幅が広まった
自分は受託ソフトウェア開発に関わっていた時期があります。
例えば原価計算は、製造業や物販業だけにしか適用できないのではと思っていましたが、受託ソフトウェア開発においても、少なくとも商売としてやるつもりであれば、原価計算の考え方が大事なんじゃないか、特に直接原価計算が重要だと考えるに至りました。
あとは上場企業が出している報告書で、自社株買いとか、固定資産やのれんの減損処理が出てきたときに、これはどういった意味があるのか?などと、簿記を生かしていろいろ調べるようになりました。
あとは月並みですが、これは資産なのか?費用なのか?という考え方ですね。
簿記を学んだことによって、お金の使い方は明らかに変わったと思います。
簿記を好きになれてよかったし、簿記を基礎として物事を考えることが出来るようになったと思います。
今後の目標
簿記会計、決算分析に関する本をもっと読もうと思います。
では簿記ネタはこれで完結です。以上